農林水産業の総生産額

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我が国では農業部門において農地面積の減少や農業従事者の減少・高齢化が進行しており、農業構造の"脆弱化"が進んでいます。

2006 年度の国内総生産における農業総生産の割合は、4 7,143 億円であり、林業総生産4,757億円、水産業総生産8,394 億円となっており、国内総生産に占める割合は約1.2%となっています。
また、2003 年度以降のデータをみると、国内総生産が時系列的に上昇しているのに対し、農業総生産、林業総生産、水産業総生産においては、林業総生産が平成2006 年度に上昇しているのを除けば、総じて下降しています。

図:農業、林業、水産業の総生産額(単位:億円)

01.jpg

資料:国民経済計算(内閣府)、農業・食料関連産業の経済計算(農林水産省大臣官房情報評価課)

注:1 2006 年の農業総生産(年度)及び水産業総生産(年度)は速報値。

2 林業総生産は、「国民経済計算(内閣府)」における経済活動ベースの値であり、農業及び水産業生産は、「農業・食料関連産業の経済計算」における商品ベースでとらえた値であるため、推計対象
が異なる。

3 国内総生産は次の通り(単位:億円)
            2001 年   2002年   2003年    2004年   2005年    2006年
国内総生産(年度) 4,936,447  4,898,752  4,937,475  4,984,906  5,038,447  5,118,770

 

また、我が国の農業は、耕地面積の減少や耕作放棄地の増加、農業従事者の減少・高齢化が進行しており、農業構造の脆弱化が進んでいます。

図: 耕地面積、農業就業人口等の推移

02.jpg資料:農林水産省「農林業センサス」、「耕地及び作付面積統計」
注:増減率は、1965 年比で、1985 年以降の農業就業人口及び基幹的農業従事者は、販売農家ベースの数値


農業センサスでは、

①耕作放棄地面積は、38.6 万ha と埼玉県や滋賀県の面積とほぼ同じで、土地持ち非農家や自給的農家の耕作放棄地が増加している。

②耕作放棄地面積が最も多いのは中間農業地域ですが、耕作放棄地面積率では山間農業地域が最も高くなっており、また、都市的地域でも高い率となっている。

③近年では、経営耕地が5ha 以上層の農家数は純増していますが、5ha 以上層から5ha 未満層に縮小した農家も増加する傾向にある。

などが明らかにされています。

また、農林水産省が2008 年1 月に実施した「経営する農地の拡大・縮小に関する意識調査」によると、規模を拡大した農家は、農地を引き受けてほしいとの依頼を受けたとの回答が最も多く、拡大する農地が隣接していた、技術進歩で生産効率が上がったという理由がこれに続いています。

一方、規模を縮小したことがある農家は、高齢化で労働投入量が減少したこと、農産物価格や単位面積当たりの収益が低いことを理由とする回答が多く、農地の分散や狭小な区画といった悪条件、後継者の不在と続いており、経営規模が縮小した主な要因として、「経営主の高齢化」、「単位面積当たり収益の低迷」、「後継者の不在」といったことが明らかになっています。

農林水産省「2007 年度食糧・農業・農村白書」によると、近年、経営主の高齢化はさらに進展しており、加えて、米販売額を左右する長期的な米価下落や米消費量の減少、さらには後継者不足が顕在化しつつあり、農家の規模拡大に悪影響を及ぼす条件が強まる傾向にありますが、今後、規模拡大を目指す意欲ある農家に対し、経営の安定や人材確保といった面での支援の充実が重要であるとしています。 

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一日も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。
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