7.基本的な財務知識 ~財務は経営の要~
財務は経営の要・・・財務諸表(B/S、P/L)の仕組み、損益分岐点について学ぼう。
◆企業会計と財務管理
創業を希望される皆さんは、お仕事の中で「会計」あるいは「財務管理」という言葉を耳にする機会があるのではないでしょうか。
会計とは、一般に、金銭や物品の出納を、貨幣を単位として、記録、計算、管理等することをいいます。
企業会計は、「特定の企業における経済活動および事象(出来事)を、貨幣で測定し、その結果に関する情報を報告する行為」と定義されます。
また、財務管理とは、「企業活動の元手となる資金をいかに調達し(資金調達)どのように使うか(資金運用)を管理していくこと」ですが、企業の資金に関連する活動全般の管理を、広い意味で財務管理と呼んでいます。
◆財務諸表
日本の企業会計原則では、貸借対照表(B/S)・損益計算書(P/L)・キャッシュ・フロー計算書(C/F)・株主資本等変動計算書(S/S)が財務諸表に含まれます。
貸借対照表とは、一定時点における企業の財政状態を示す一覧表のことでバランスシートともいいます。
企業の「資産」と「負債」「資本」を対照表示することによって、企業の財政状態を明らかにされ、資金の調達源泉と、資金の用途が記されます。
損益計算書とは、一定期間の企業活動における「収入」と「支出」を対応表示することによって、当該期間にかかる企業の経営成績を明らかにします。
どれだけ儲かっているのかを収益と費用原価の別に示し、売上損益、営業損益、経常損益、当期損益と、企業本来の事業活動との関連性が高い損益から順に記載されます。
◆損益分岐点
費用のうち、売上に比例して増減するものを「変動費」、売上に関係なく一定額発生する費用を「固定費」といいます。
売上との対応関係で費用を分析するとき、売上から変動費を引いたものを「限界利益」といい、限界利益の売上に対する割合を「限界利益率」と呼びます。
企業にとって利益が出るか出ないかは、限界利益で固定費を回収できるか否かで決まります。
この固定費・変動費の分類に関連して、損失と利益が同じになるときの売上を損益分岐点(売上高)といいます。
損益分岐点は低いに越したことはありません。
損益分岐点を下げるには、
(1)固定費を下げる、
(2)限界利益率をあげる、という方法があります。
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