8.資金繰りの重要性 ~黒字でも倒産する!? ~
資金繰りの仕方、資金繰り表の作り方、活用方法を学ぼう。
◆キャッシュ・フロー経営の基本
キャッシュ・フロー経営とは、企業の生み出す「資金」に着目した経営管理手法です。
現代の会計は、「発生主義」に基づいて会計処理を行い、財務諸表を作成しています。
発生主義とは、実際に入金または出金された時点ではなく、その入出金の原因が発生した取引の時点で収益または費用として計上する方法です。
例えば、「売上」という取引は、取引先から入金があった時点ではなく、販売した時点で計上します。
あるいは、仕入代金は、実際に支払ったときではなく、商品を仕入れたときに計上します。
したがって、利益と資金の増減額とは一致しないことになります。
帳簿上では利益が出ていたとしても、資金の増減額はマイナスであるということもあります。
黒字倒産とは、まさにこのような状況から起こります。
「勘定あって銭足らず」にならないような経営をしなければなりません。
それが、キャッシュ・フロー経営ということです。
キャッシュ・フロー経営をするにあたり作成する主な計算書は、資金繰り表、資金運用表、資金移動表、キャッシュ・フロー計算書がありますが、最低でも「資金繰り表」は備えておく必要があります。
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