14.中長期ビジョンと事業計画書作成 ~計画を効率的な行動に結び付ける~
中長期ビジョンを明確にした目標設定と、アクションプランとして機能する事業計画書をつくろう。
◆実際に中・長期計画を創ってみよう
●経営理念
創業するにあたり、どういった価値観、思いで経営していくのかを明らかにします。
経営についての基本的考え方となるものです。
[経営理念]
●ビジョン
ビジョンは3~5年後のあるべき姿です。
ビジョンには、定性目標と定量目標があります。
定性目標は、例えば「5年後目標、売上高3000万円、利益300万円、自己資本比率50%」など財務数値で記入します。
定性目標は、「5年後目標、2店舗目出店、従業員数10名」など財務数値以外となります。
[定性目標]
[定量目標]
●事業分野
自社の事業ドメインを記載します。
差別的優位性を持った独自のドメインを定義します。
例:高齢者向け食材の宅配事業→安全な素材を使い健康に配慮した食材の提供業
[事業分野]
●戦略
各項目の個別戦略を記載します。
(1) 市場戦略
地域における特性・ニーズを把握し、その市場でどのように活動し、どのように拡大していくか、市場内での業界の位置はどこまで高めるかなど。
(2) 顧客戦略
どのような顧客層をターゲティングし、顧客との関係性をどう構築していくか、競合他社との差別化にはどんな方法があるかなど。
(3) 商品戦略
商品構成やグレードをどうするか、どんな商品を開発していくか、伸ばす商品は何か、新しい商品でどのような顧客を開拓していくのか、競合他社との差別的優位性は何かなど。
(4) 販売戦略
販売促進策、広告・宣伝などを効果的に展開するにはどうするか、価格設定と値引きやリベートはどうするか、競合企業との差別化を何で図るのかなど。
(5) 人材戦略
必要とする人材はどういう人材で何人採用するのか、給与体系や人件費計画をどうするか、社員教育、雇用管理はどうするか、将来的にどの程度の社員数の規模にするのかなど。
(6) 財務戦略
自己資本と借入金のバランスをどうするか、借入金の調達はどうするか、利益率目標や損益分岐点の目安はどこにおくのか、資金繰り対策はどうするか、資金の調達と運用をどう把握していくかなど。
[主要経営戦略]
[市場戦略]
[顧客戦略]
[商品戦略]
[販売戦略]
[人材戦略]
[財務戦略]
●売上計画
●資金繰り計画
① 収入:現金売上、売掛金回収、手形期日落、前受金など
② 支出:現金仕入、支払手形決済、買掛金支払、人件費、その他販売管理費、支払利息割引料、法人税等
③ 財務関係支出:短期借入金返済、長期借入金返済、定期預金、固定資産購入等
④ 資金調達:短期借入金、長期借入金、手形割引等
●今期重点戦略および行動計画
全体戦略に基づいて、今期の重点テーマを決めていきます。
また、そのテーマに添った活動を行うために行動計画と担当者(部門)を決定します。
●人員計画
人件費を引いても十分な利益がでるような人員計画を作ることが必要です。
また、いかに従業員のモチベーションを向上させ戦力にしていくかも充分検討して、人材教育計画もしっかり作りましょう。
コメントする