◆電力コストの削減について
(1)電力料金の種類
電気使用契約は約50種類以上あります。
しかし、それが自社にとって最適(最安)な契約とは限らず、知らずに初期契約のまま長年不適(高額)料金を払い続けているケースがあります。
自社にとって最適な契約種別を調査し、契約変更を申請し、料金削減を行うことがコスト削減につながります。
※参考:負荷平準化のための料金メニュー(選択約款)
- 時間帯別電灯
- 季節別時間帯別電力(高圧季節別時間帯別電力A<適用拡大>、
- 高圧 季節別時間帯別電力B、特別高圧季節別時間帯 別電力)
- 業務用季節別時間帯別電力
- 深夜電力(通電制御型電気温水器に対する料金措置を含む)
- 第2深夜電力
- 低圧蓄熱調整契約
- 時間帯別調整契約
- 負荷曲線別調整契約
- 緊急時調整契約
- 業務用緊急時調整契約
- 夏季休日契約[1年契約型]
- 夏季休日契約[3年契約型]
- 夏季操業調整契約
- ピーク時間調整契約
- 業務用蓄熱調整契約
- 産業用蓄熱調整契約
(2)電気料金の仕組み
※参考:契約電力の決定方法
各月の契約電力は過去1年間(当月と前11ヶ月)の最大需用電力のうち、いずれか大きい値により決定します=最大需要量(デマンド)で基本料金が決定します。
◆LED電球の導入について
(1)LEDとは
LED(エルイーディー:Light Emitting Diode)とは、発光ダイオードのことで、順方向に電圧を加えた際に発光する半導体素子をいいます。
発光原理はエレクトロルミネセンス(EL)効果を利用しており、有機EL(Organic light-emitting diodes(OLEDs))も分類上はLEDに含まれます。
寿命は白熱電球に比べてかなり長く、素子そのものはほぼ半永久的に使えます。
発光色は用いる材料によって異なり赤外線領域から可視光域、紫外線領域で発光するものまで製造されています。
イリノイ大学のニック・ホロニアック(Nick Holonyak)によって1962年に最初に開発され、今日では様々な用途に使用されており、今後蛍光灯や電球に置き換わる光源として期待されています。
※LEDのメリット
LEDが大きな注目を受けている理由として、その優れた特徴があげられます。
- 長寿命性:白熱灯などの従来光源に比べて、寿命が長いとされています。
- 低消費電力:交通信号灯では、従来電球式の70Wに対し、12Wに消費電力量が削減されています。
- 小型化が可能:LEDには色々な形状がありますが、どれも小型化、薄型化が可能なもので、設計・デザインをする上でも自由度の高いものとなります。
- 指向性:所定角度の範囲で発光するので、光の有効活用が可能です。明るくしたいところを、光害問題への対策としても有効です。
※LED交通信号機による省エネ効果の試算
従来の電球式の交通信号機をLED化した場合の日本全国の省エネルギー量が試算されていますが、その結果は、原油換算で年間22.8万kl、大型タンカー1隻分の石油量となります。
これを原子力発電所の数で換算すると、約0.18基分の年間電力発電量に相当します。
※電球式とLEDによる消費電力の差の算出
車両用信号機の光源の消費電力70wがLEDでは12wになり、1機当たり58wの省エネが図られます。
同様に、歩行者用信号機では光源の消費電力60wがLEDでは12wになり、1機当たり48wの省エネが図られます。
※ LEDの課題
次世代のあかりとして期待されているLEDですが、技術的な課題(発光効率の向上等)、価格の問題、寿命や製品としての機能評価などの課題があります。
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