◆バイオマスとは
家畜排せつ物や生ゴミ、木くずなどの動植物から生まれた再生可能な有機性資源のことをバイオマスいう。
地球温暖化防止、循環型社会形成、戦略的産業育成、農山漁村活性化等の観点から、農林水産省をはじめとした関係府省が協力して、バイオマスの利活用推進に関する具体的取組や行動計画を「バイオマス・ニッポン総合戦略」として平成14年12月に閣議決定された。
平成18年3月には、これまでのバイオマスの利活用状況や平成17年2月の京都議定書発効等の戦略策定後の情勢の変化を踏まえて見直しを行い、国産バイオ燃料の本格的導入、林地残材などの未利用バイオマスの活用等によるバイオマスタウン構築の加速化等を図るための施策を推進している。
バイオマスには、廃棄物系バイオマス、未利用バイオマス、資源作物があり、食品残さは、廃棄物系バイオマスに属する。
◆バイオマスの種類
⇒廃棄物系バイオマス
- 畜産資源(家畜排せつ物等)
- 食品資源(加工残さ、生ごみ、動植物性残さ等)
- 産業資源( パルプ廃液等)
- 林産資源(製材工場残材、建築廃材等)
- 下水汚泥
⇒未利用バイオマス
- 林産資源(林地残材)
- 農産資源(稲わら、もみがら、麦わら等)
⇒資源作物
- 糖質資源(さとうきび、てんさい)
- でんぷん資源(米、いも類、とうもろこし等)
- 油脂資源(なたね、大豆、落花生等)
また、バイオマスを使うメリットとして以下の項目があげられる。
- 地球温暖化の防止「カーボンニュートラル」な資源なので、温室効果ガス(CO2)の排出を抑制。
- 循環型社会の形成「資源使い捨て社会」から「資源リサイクル社会」への移行を促進。
- 戦略的産業の育成バイオマスを利用した「新たな産業」の生成。
- 農山漁村の活性化「エネルギーや素材の供給」という新たな役割の期待。
◆バイオマスタウン
農林水産省では、「域内において、広く地域の関係者の連携の下、バイオマスの発生から利用までが効率的なプロセスで結ばれた総合的利活用システムが構築され、安定的かつ適正なバイオマス利活用が行われているか、あるいは今後行われることが見込まれる地域」とバイオマスタウンと定義している。
市町村が中心となって、地域のバイオマス利活用の全体プラン「バイオマスタウン構想」を作成し、その実現に向けて取組むものである。
バイオマスタウンを推進するためには、地域の関係者が協力した推進体制、効率的な収集・輸送、変換、利用のシステム、地域の多様なバイオマスを複合的に利用・無理のない運営、地域の需要に対応した利用が必要とされている。

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