まず、利用目的ですが、
①財務会計は、「貸借対照表や損益計算書といった企業の業績を表す財務データを外部の関係者にディスクローズしていくために、定められたルールに従って作成していくこと であり、ディスクローズされた情報を上手に利用していくこと 」であるといえます。
②管理会計は、経営管理者が「企業内部にある会計データを意思決定や組織のコントロールなどに利用していくこと」を目的とします。(意思決定には科学性が求められ、組織のコントロールには納得性が求められます)
つまり、会計情報を企業外部で利用するのか企業内部で利用するのかという点が違うわけです。
次に、ルールですが、
①財務会計は外部に企業の財務データをディスクローズするという目的から、外部の利害関係者が、ほかの企業と比較などしやすいように一定のルール(会計基準や各種法律)が定められています。
②管理会計は企業の内部で会計データを利用するため、必ず従わなければならないルールはなく、企業がそれぞれ必要に応じていろいろな考え方やツールを採用しています。
そして、情報の量ですが、
①財務会計はルールに従ってディスクローズされた企業の業績についての過去情報といえます。したがって、それを使って企業の過去の状況を分析したり、それをベースにした現在あるいは将来予測をある程度は行うことができても、入手できる情報に限界があることは否めません。
②管理会計は企業内部の情報であるため、仕組みさえ作れば、いくらでも情報を入手することができる
最後に、データの性質ですが、
①財務会計は外部の利害関係者に情報を提供するという目的から、原則に基づいた情報の正確性が要求されます。
②管理会計は情報の正確性も重要ですが、それ以上に目的に合っているか、効果があるのか、タイムリーに入手できるのかといった点が重要になります。
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