◆経営分析に使う数字とは
経営者は数字と格闘する場面に遭遇しますが、基本さえマスターしてしまえば、さほど難しく考える必要はありません。
経営分析や管理会計で使う数字は、ほとんどが「有理数」です。
有理数とは「整数」と「分数」で構成されています。
整数は、「0」と「自然数」で構成されていますが、金額がマイナスになる時は「負の整数」となります。
経営分析では、百分率を多用するので「分数」の形になります。
ちなみに、平方根√ ̄ を無理数と言いますが、無理数は、分数の形で表わせない小数です。
「有理数」と「無理数」を合わせたものが「実数」です。ここまでの数字を知っていればOKです。
◆符号の使い方
●「-」と「▲」
実務上では、数学のマイナスの符号「-」の使い方として、千円単位の金額を表す場合に、例えば、「支払い利息-千円」とするときがあります。
これは、支払い利息が「0」であるという意味になります。
「支払い利息0千円」と書かれているときは、支払い利息が四捨五入されて「0」になったことを表します。
したがって、損益計算書や貸借対照表で金額がマイナスのときは、△(▲)を使うのが一般的です。
●( )について
金額が( )で括られている場合ですが、これは「貸方の金額」であることを表します。
損益計算書で、当期純利益が( )で括られている場合、貸方になるので当期純利益が発生していることを表しています。
※売上高50,000千円、総コスト49,000千円、当期純利益1,000千円の場合
売上高 (50,000)・・・( )で括られている=貸方
総コスト 49,000
当期純利益 (1,000)・・・( )で括られている=貸方 → 貸方に当期純利益があるので値は+
※売上高50,000千円、総コスト49,000千円、当期純損失1,000千円の場合
売上高 (50,000)・・・( )で括られている=貸方
総コスト 49,000
当期純利益 (1,000)・・・( )で括られている=貸方 → 借方に当期純利益があるので値は-
さらに、別の意味で( )を使うことがあります。「合計」を表す場合、「内訳」を表す場合が該当します。
※合計を表す場合
営業外損失 (500)
支払利息 30
その他の営業外損失 20
※内訳を表す場合
営業外損失 500
支払利息 (30)
その他の営業外損失 (20)

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